完成した看板を前に記念撮影する関係者=3月30日、福井県永平寺町のえちぜん鉄道観音町駅

完成した看板を前に記念撮影する関係者=3月30日、福井県永平寺町のえちぜん鉄道観音町駅

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永平寺町の理想が看板に えち鉄・観音町駅

福井新聞(2021年3月31日)

 仁愛女子短大の学生がデザインした福井県永平寺町のPR看板が3月30日、同町松岡芝原3丁目のえちぜん鉄道観音町駅にお目見えした。「住み続けたい、住んでよかったと言えるまち」という町が目指す理想を、町イメージキャラクター「えい坊くん」が町の花「梅」を眺める絵に落とし込んだ。関係者は「見ていると元気になる」と出来栄えに満足そうだった。

 看板はアルミ製の縦1・8メートル、横3・8メートルで、町が駅舎前に設けた。元々旧松岡町の案内地図看板だったのを約9万円で更新した。原画は包括連携協定を結ぶ同短大に制作を依頼し、2年生28人がそれぞれデザイン。町の選考で残った4案について乗客に投票してもらい、最も得票を得た学生の作品を看板にした。

 学生を指導した同短大の西畑敏秀教授によると、手書きで作画したことなどで温かみのある絵に仕上がった。同日に現地で設置式典があり、河合永充町長は「いろんな人に看板を見て元気を出してもらいたい」とあいさつ。同短大の禿正宣学長は「看板を見た利用者が、家に帰ってほっとする姿が想像できる。町には今後も学生の学習の場を提供してもらいたい」と述べた。

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