臥竜公園の臥竜山の山頂に完成したあずまや

臥竜公園の臥竜山の山頂に完成したあずまや

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街と山一望、臥竜山頂にあずまや 建設業者ら須坂市に寄贈

信濃毎日新聞(2021年3月31日)

 須坂市、小布施町、高山村の建設業者らが、同市臥竜公園内の臥竜山の山頂にあずまやを造った。山頂からは市街地や長野市を見渡せ、遠くには北信五岳も望める。新型コロナウイルスの感染拡大で公園利用者が減る中、市民の新たな憩いの場として客足回復への願いを込めた。30日にあずまやを須坂市に寄贈した。

 あずまやは約2・7メートル四方の広さで、高さ約3・3メートル。約30社でつくる協同組合健匠(けんしょう)須高(事務所・須坂市)が建てた。須坂が製糸業で栄えた「蔵の町」であることを意識し、落ち着いた雰囲気を出そうと、金具を使わずに木を組む伝統的な工法で仕上げた。山頂付近の木々は市が2018年度から里山整備事業として伐採しており、ベンチに腰掛けながら風景を眺められる。

 臥竜山の山頂は標高471メートルで、麓からは歩いて10分、緩やかな道を選べば20分ほど。30日に孫と訪れた近くの主婦西沢千代子さん(65)は「身近な場所に地元を見渡せる場所があるなんて恵まれている」と話していた。

 事業費は252万円。新型コロナの影響を受けた地域の観光振興などのため、県から177万円、市から20万円の補助をそれぞれ受けた。組合の山本訓久理事長(71)は「また一つ魅力的な観光スポットができた。市民や観光客の憩いの場になるといい」。付近には19、20年度に松の苗木が植えられており、公園管理事務所の坂田温(あつし)所長は「松の生育も楽しみながら山頂の風景を楽しんでほしい」と話した。

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