見頃を迎えた高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラ=30日午後3時12分、伊那市高遠町

見頃を迎えた高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラ=30日午後3時12分、伊那市高遠町

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高遠の桜 やっぱりいいね

信濃毎日新聞(2021年3月31日)

 伊那市高遠町の高遠城址(じょうし)公園で、「天下第一の桜」とも呼ばれるタカトオコヒガンザクラが園内の南側から見頃を迎え始めた。昨年の花見シーズンは新型コロナウイルス感染拡大の影響で公園を閉鎖したが、今年は感染対策を徹底した上で開園。好天に恵まれた30日も観桜客が訪れ、2年ぶりの花見を満喫した。

 今年は、公園を有料化した1983(昭和58)年以降で最も早い26日に開花。ここ数日の暖かさで、日当たりの良い公園南側では、ぷっくりと膨らんだつぼみが一気に開いた。市によると、園内全体では五分咲きで、4月3日前後に見頃を迎えるという。

 毎年訪れるという駒ケ根市の飲食店主池上安徳さん(73)は「やっぱり園内で見るのはすごくきれい」。伊那市は、入園時のマスク着用や検温、連絡先の記入を求めるといった感染対策を徹底し、1日から「さくら祭り」を開く。

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