海上観光の参加者が見守る中、ホタルイカを引き揚げる漁師たち

海上観光の参加者が見守る中、ホタルイカを引き揚げる漁師たち

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神秘の光に拍手 2年ぶりホタルイカ海上観光

北日本新聞(2021年4月1日)

 富山湾の春の風物詩、ホタルイカ漁を見学する「ほたるいか海上観光」が1日、滑川沖で始まった。昨季は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったため、2年ぶりの実施。県内外の観光客が定置網に掛かったホタルイカの神秘的な光を楽しんだ。

 午前3時、関東や関西などから訪れた22人を乗せた市の観光遊覧船「キラリン」が滑川漁港を出発。沖合約2キロの漁場で漁師が網を引くと、青白い光を放つホタルイカが姿を現した。たもですくい上げたホタルイカが宙に舞う場面もあり、マスク姿の観光客は拍手をしながら光のショーを堪能した。

 帰港後は市場見学があり、荷さばき場にずらりと並んだホタルイカに見入っていた。桜煮も振る舞われ、味覚を満喫した。

 今季の海上観光は5月9日まで。1隻体制で、新型コロナ感染対策として定員を40人から25人に減らして運航する。現在予約率は約95%となっている。

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