そば打ちを体験する住民

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五箇山の魅力味わって 南砺の和紙の里、少人数向け新企画

北日本新聞(2021年4月2日)

 南砺市東中江(平)の五箇山和紙の里は、そば打ちや和紙の小物作りが体験できる少人数向けの新しい観光商品を開発し、24日からサービスの提供を始める。新型コロナウイルスの影響で団体客の利用が見込めない中、感染リスクを心配せずに山里の魅力を満喫してもらおうと企画した。

 商品は、そば打ちと小物作りの2種類の体験に加え、五箇山の特産カボチャ「五箇山ぼべら」を使ったモンブランを味わうコース。そば打ちは市産のそば粉を使い、打ち立ての味を季節の漬物などと一緒に楽しむことができる。小物作りは強度のある五箇山和紙の端材でブローチやヘアゴムを作る。いずれも和紙の里の従業員が講師を務める。

 1日は住民向けの体験会がたいらマウンテンスクールであり、平地域在住の2人がそばの基本的な打ち方を学んだ。篭渡(かごと)集落の石本千絵さん(29)は「そば打ちは初めてだったが、丁寧な指導で楽しむことができた」と話した。

 土、日曜を中心に7月ごろまで続ける。定員は1回につき6人で料金は1人4400円。そば打ちはたいらマウンテンスクール、小物作りは和紙体験館で行う。モンブランは道の駅たいら内のレストランふるさとで食べる。

 例年3、4月の入り込みの7割以上を占めていた外国人観光客は、新型コロナの流行で回復のめどが立っておらず、県内需要の掘り起こしが急務となっている。和紙の里の上口恵子さん(58)は「五箇山の景色、食、体験を楽しんでほしい」と話している。問い合わせは和紙の里、電話0763(66)2223。

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