小矢部市の埴生護国八幡宮は4日、旧社務所を活用した「お休み処(どころ) 杜(もり)の間」の本年度の受け入れを始める。同神社ゆかりの木曽義仲が見つけたとされる名水「鳩(はと)清水(しみず)」の紹介コーナーや、境内の案内図を新たに作った。近くの宝物館も見学できるようにした。
鎮守の森を身近に感じてもらおうと、昨年8月から毎月第1日曜に受け入れ、冬場は閉鎖していた。
鳩清水は、義仲が源氏軍を率いて進軍した際、鳩の導きで見つけ、喉を潤したと伝わる。「とやまの名水」に選ばれている。境内の案内図は、市内の仏像イラストレーターに依頼した。親しみやすい絵が特長。
利用は午前10時から午後4時まで。飲み物とお菓子を提供する。無料だが、鎮守の森を維持するため300円程度の協力金を募っている。問い合わせは同八幡宮、電話0766(67)1220。