百年桜(手前)をめでながら交流する参加者

百年桜(手前)をめでながら交流する参加者

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百年桜眺めて交流 黒部 「観る会」2年ぶり開催

北日本新聞(2021年4月5日)

 黒部市三日市の市役所敷地内にある「百年桜」を観(み)る会&ぜんざいの会が4日、同所で2年ぶりに開かれた。参加者はあいにくの雨の中、散り始めの桜のしっとりした情緒を楽しみながら交流した。

 1907年に三日市尋常高等小学校に着任した教諭が植えたソメイヨシノで、2006年に市指定文化財となった。旧三日市小学校の百年桜を愛する会(幅口文史朗会長)が毎年催しを開いているが、昨年は新型コロナの影響で中止した。

 幅口会長が「114年目の桜にはいろんな時代の思い出が詰まっている」とあいさつ。参加者は三日市ボランティアの会が提供するぜんざいを味わったり桜の写真を撮ったりしていた。

 同会がさくら功労者表彰を受けたことを記念した写真展が市役所で18日まで開かれており、百年桜を詠んだ短歌も並んでいる。

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