諏訪市四賀赤沼の上川河川敷で約25万株のスイセンが見頃を迎えた。一面の黄色いじゅうたんに堤防沿いの桜のピンクが彩りを添える共演は、今週いっぱい楽しめそうだ。
近くの松木幸雄さん(故人)が1990年に育て始め、少しずつ増やしてきた。現在は地元住民らでつくる「スイセンを愛する会」の4人や赤沼区民が管理している。2019年の台風19号の際は土砂が流出して多くの球根が地面に露出。住民らの協力で新たに土を搬入し、守ってきた。
夫婦で3年ぶりに見に来たという下諏訪町の中村政久さん(84)は「スイセン畑の手入れがしっかりされている。黄色い花と桜がとてもきれい」。同会事務局の松木文夫さん(70)は「たくさんの人に楽しんでもらいたい」とやりがいを感じている。