福井県越前町宮崎地区でタケノコの本格出荷が始まった。町内の農家の女性たちでつくる企業組合「花みずき味人(びじん)」は、4月10日から「たけのこづくし弁当」や「たけのこステーキ」など、恒例の季節限定メニューの提供を始める。やわらかく、甘味のある地元産タケノコたっぷりの「元気が出る」メニューとなっている。
同町樫津の農産物直売所「おもいでな」と、隣接の農家レストランで提供する。
おもいでなで販売するたけのこづくし弁当は、穂先から根元までタケノコを丸ごと味わえるラインアップ。筍(たけのこ)ご飯、天ぷら、煮しめをベースに、A弁当はタケノコのコロッケとマリネ、B弁当はタケノコグラタンとひめ皮のサンショウ炒めを詰める。A弁当は税込み1026円、B弁当は同1458円。
農家レストランでは、▽たけのこめし定食▽たけのこ天丼▽たけのこステーキ―などを味わえる。レストラン内は、コロナ対策で人数制限を行う。花みずき味人の代表は「毎年楽しみにしてくれている人がいる。旬のタケノコを食べて元気になって、コロナ禍を乗り切ってもらいたい」と話していた。
限定メニューは5月上旬まで。弁当はA、Bとも1日20食限定。電話予約は午前11時~午後1時(2日前まで)。花みずき味人=電話0778(32)3348。