福井県大野市牛ケ原でハナモモが見頃を迎えている。1月の大雪で折れた枝も新芽を伸ばし、ピンクや白の花をふんわりと咲かせている。シバザクラも咲き始めた一帯は、鳥のさえずりやカエルの鳴き声が楽しげに響き、春らんまんとなっている。
15年ほど前に、ともに同区に住む女性が初めの1本を田んぼの脇に植え、別の女性が続いた。初めに植えた女性は「大雪で細い枝が折れ、だめになってしまうのではと不安だったが、つぼみがついてくれた。コロナ禍が依然収束しない中、ハナモモの強い生命力を感じ、パワーをもらえる」と話している。ハナモモは来週末ごろまで楽しめるという。