金沢湯涌夢二館は、大正ロマンを代表する叙情画家竹久夢二の美人画を図柄にしたクリアファイルを制作した。昨年4月16日の開館20周年に合わせて発売する予定だったが、新型コロナの感染拡大で長期休館したため、1年遅れての完成となった。
ファイルは同館所蔵品で人気の高い美人画「七夕図屏風(びょうぶ)」(A4判350円)と、鳥や草花を愛らしく描いた絵はがき「新少女絵はかき」(A5判300円)の2種類。各1千枚限定で制作し、同館ミュージアムショップで購入できる。
同館では6月27日まで、夢二が手掛けた西洋風の人物画や風景画など厳選した100点を展示する企画展「『竹久夢二』刊行記念名品展」を開催している。