太い梁がある2階寝室=福井県小浜市浅間の「丹後街道つだ・蔵」

太い梁がある2階寝室=福井県小浜市浅間の「丹後街道つだ・蔵」

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明治時代の蔵が優雅な古民家ホテルに 小浜市「丹後街道つだ・蔵」、土間にキッチンも

福井新聞(2021年4月10日)

 明治43(1910)年に建てられた蔵を改修した宿「丹後街道つだ・蔵」が、国の重要伝統的建造物群保存地区「小浜西組」内の福井県小浜市浅間にオープンした。市の第三セクター、まちづくり小浜が整備する1棟貸し古民家ホテル「小浜町家ステイ」の6棟目。フローリングのリビング、寝室があり、蔵だったとは思えない優雅な雰囲気。大きく太い梁(はり)が特徴的で、レトロさとモダンさが一緒に味わえる。

 元和菓子店の古民家の蔵を改修した。母屋は昨年改修され、5棟目として既にオープンしている。

 「蔵」は木造2階建てで、延べ床面積は81・36平方メートル。蔵の1階に和室、蔵に隣接する付属屋にリビング、トイレ、風呂を整備し、土間にはキッチンがある。風呂は円筒状の陶器製で、非日常感を演出。2階は寝室で、太い梁が特徴的だ。茶色いフローリングと黒い部材が、落ち着いた雰囲気を醸し出している。

 最大6人が宿泊できる。料金は人数や時期によって異なり、1人6600円~1万6500円。3月28日にオープンした。

 母屋と蔵を併せた事業費は約5500万円。このうち国、県、市から約3900万円の補助を受けた。年間稼働率の目標は40%で、6棟全体で年間宿泊者数3200人、売り上げ3千万円を目指す。問い合わせはまちづくり小浜=電話0770(56)3366。

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