23年にわたる「平成の大修理」の完工を祝った式典=勝興寺

23年にわたる「平成の大修理」の完工を祝った式典=勝興寺

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伏木の宝 未来へつなぐ 勝興寺「平成の大修理」完工

北日本新聞(2021年4月13日)

 高岡市伏木古国府の国重要文化財・勝興寺で23年にわたって進められた「平成の大修理」が完工し、11日に同寺で完成式が行われた。本堂や本坊を中心とする12棟の大規模な改修を経て江戸時代の壮麗な伽藍(がらん)がよみがえり、関係者や地元住民ら約400人が節目を祝った。

 文化庁や県、市をはじめ、地元の県議や市議、市内の企業、地元自治会関係者らが出席。氷見哲正同寺文化財保存・活用事業団理事長が「まちづくりの核となるよう活用してもらい、人々の心のよりどころとしての寺院本来の役割も果たしたい」とあいさつした。

 前田利祐(としやす)加賀前田家18代当主と橘慶一郎衆院議員、新田八朗知事、高橋正樹市長が「江戸期の姿を取り戻し、国宝への期待も高まっている」などと話し、宮田亮平前文化庁長官と杉浦久弘同庁次長が祝辞を述べた。土山照慎住職と関係者らがテープカットした。

 大修理は国の補助を受け、1998年に本堂を復元する第1期工事がスタートした。2005年からの第2期工事は、住居機能を担う本坊を中心に11棟を対象とし、20年度末で全ての修復事業が終了した。総事業費は約70億円。

 式後、伏木地区の魅力をPRする「伏木観光まつり」も境内で開かれたほか、JR伏木駅前では伏木曳山(ひきやま)祭の十七軒町の山車が展示された。夜にはサプライズ花火約130発が打ち上げられた。

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