巨大な車輪を運び出す若衆=七尾市府中町の印鑰神社

巨大な車輪を運び出す若衆=七尾市府中町の印鑰神社

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でか山へ「車出し」 青柏祭 七尾・府中組み立て準備着々

北國新聞(2021年4月13日)

 5月に七尾市で行われる青柏祭(せいはくさい)で、巨大な山車(だし)「でか山」を唯一展示する府中町で11日、組み立ての準備が進められた。PCR検査で陰性が確認された若衆らがむしろ編みや車出しを行い、17日からの組み立て「山建て」に備えた。

 地元の印鑰(いんにゃく)神社で、若衆約40人が、1枚が1畳ほどのむしろ約160枚を縄で縫い合わせ、でか山を覆うための大きなむしろを作り上げた。でか山の車輪を倉庫から出す「車出し」では、直径約2メートル、重さ約1トンの車輪4輪を引き出し、神社前に並べた。5月3、4日に神社前で展示する。

 若衆頭の谷内一三さん(45)は「準備も含めて伝統だと思う。次の世代にでか山の伝統をつなぎたい」と話した。

 昨年新調したでか山を支える「台木」2本と、左右の車輪をつなぐ車軸「心棒」2本のおはらいも行われた。台木は28年ぶり、心棒は18年ぶりの新調となった。

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