茅野市湖東にある岳麓公園の湿地で、ミズバショウの白い仏炎苞(ぶつえんほう)が春のやわらかな日の光に映えている。人影はまばらだが、その姿を写真に収めたり、散歩の途中で足を止めたりして楽しむ人もいる。
15株ほどが点在し、草丈は約15センチ。天気のいい日に散歩に来るという近くの水落源吾さん(89)はコンパクトデジタルカメラで写真を撮りながら、「ミズバショウの白がきれい。特に開いたばかりの真っ白なのがいいよね」と笑顔で話した。
管理する茅野市によると、ミズバショウは例年、5月いっぱいは楽しめるという。