豊丘村河野の竹林で始まったタケノコ狩り=14日

豊丘村河野の竹林で始まったタケノコ狩り=14日

長野県 伊那路 特産

タケノコすくすく、収穫満喫を 豊丘で2年ぶり開園

信濃毎日新聞(2021年4月15日)

 豊丘村河野の竹林「経竹園」などで14日、タケノコ狩りが始まった。生育に合わせて開園を例年より1週間ほど早めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開園は2年ぶり。約1ヘクタールの園内のあちこちにタケノコが頭を出していた。

 竹林を管理する住民有志の代表久保田弘司さん(75)=豊丘村河野=が長さ約50センチのタケノコの根元につるはしを当てると、静かな竹林にパキッと軽やかな音が響き、直径10センチほどの白くみずみずしい断面が現れ、ほのかな香りが広がった。同園では2015年以降毎年1トンほどが収穫されている。

 久保田さんは「出来は良く、今年も1トンほど収穫できるだろう」。久保田さんと共に竹林を管理する滝川春満(はるみつ)さん(68)=同=は「みそ汁に入れて味わうのが簡単。ちくわやワラビ入りの煮物もおいしい」と話していた。

 5月9日まで。1キロ450円。3営業日前までに予約が必要。詳しくは村内のNPO法人だいち(電話0265・34・2520)へ。

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