大賞の作品を説明する小林さん(左)=小矢部市のアートハウスおやべ

大賞の作品を説明する小林さん(左)=小矢部市のアートハウスおやべ

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現代造形展開幕 独創的な秀作並ぶ アートハウスおやべ

北日本新聞(2021年4月18日)

  全国公募の作品展「現代造形展」が17日、小矢部市のアートハウスおやべで開幕した。平面と立体の入賞・入選作34点を展示。新たな美を追い求め、独創的に表現した秀作が来場者の目を引く。5月23日まで。

 全国から前回の2倍近くになる最多444点の応募があった。大賞・小矢部市長賞は、立体の小林美波さん(石川)の「甘やかされ大社(たいしゃ)」。新聞記事の切り抜きやスマートフォンのケース、赤ちゃんの玩具で神社を表現した。コロナ禍で冷静になれない人々がデマを信じ、安心を求めて化け物のようなものにすがってあやされる様子を伝えた。

 特別賞・北日本新聞社賞の工藤廉さん(石川)の立体「宇宙」は色彩の組み合わせと立体感、同・小矢部市企業協会長賞の阪本結さん(京都)の平面「地元のサンプリング」は重層的な表現が光る。

 開会式で埴生雅章実行委員長があいさつ。桜井森夫市長と岩本北日本新聞社常務西部本社代表、福岡健市企業協会副会長が入賞者を表彰し、藤本雅明市議会議長と筱岡貞郎県議が祝辞を述べた。審査員代表の島敦彦国立国際美術館長(富山市出身、金沢21世紀美術館前館長)が総評した。

 出品作家がギャラリートークした。母の作品を見に来た神奈川県茅ケ崎市、小学校5年、木白(きしろ)蒼空(そら)さんは「細かくてきれいな作品がたくさんある」と話した。

 現代造形展はアートハウスおやべが2017年から2年に1回開き、3回目。北日本新聞社など共催。

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