ジャムのすくい取りを楽しむ子どもたち

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ジャムの魅力、小諸市で楽しむ 「発祥地」で催し

信濃毎日新聞(2021年4月18日)

 4月20日を「ジャムの日」と定める日本ジャム工業組合(東京)と、国内ジャム発祥地の一つとされる小諸市は17日、催し「ジャムに恋する3日間」を、あぐりの湯こもろ(小諸市大久保)で開いた。「地元の歴史を伝えジャムの魅力を発信したい」と市農林課。県内外のジャム製造販売業約20社が、ジャム計100種類以上を会場に展示し、うち7社がブースで販売した。

 催しは4回目で、同工業組合によると「各社が一堂に会する国内唯一の催し」。子ども限定のジャムのすくい取りや、ジャムの試食、クイズラリーがあった。2007年に「信州の伝統野菜」に選定された自生種「御牧いちご」も展示。2歳男児と親子いちごジャム作り教室に参加した佐久市の女性(40)は「楽しいイベントですね」と話した。同工業組合は24、25日、横浜市でジャム作り教室を開く。

 ジャムの日は、1910(明治43)年4月20日、当時の長野県知事が、旧三岡村(現小諸市)のいちごジャムを明治天皇に献上したことにちなむ。三岡村では、桃の缶詰工場を成功させた故塩川伊一郎さんが、イチゴ栽培とジャム加工にも取り組み、桃の缶詰とジャムは一時、海外へ輸出された。

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