氷見市朝日本町の上日寺(柳原龍成住職)で18日、「ゴンゴン鐘つき大会」が行われ、市内外からの14人が丸太で鐘を突く回数を競った。新型コロナの影響で昨年は中止しており、2年ぶりの開催。
大会は、江戸初期に大干ばつに苦しむ農民が住職と行った雨乞いが成就し、鐘を突いて喜んだことが由来とされる「ごんごん祭り」の関連行事。市と市観光協会が運営している。
コロナ対策のため、祭りは昨年に続き縮小し、境内での稚児行列の後、柳原住職と地元の南十町総代らが観音堂で法要を営んだ。
大会の舞台となる鐘突き堂周辺は幕を張って人だかりを避け、参加は予約制とし、健康チェックや検温、手指の消毒を徹底した。
長さ3メートル、重さ50キロの丸太を担いで行うとあって、数十回突く人がいる一方、制限時間の1分を待たずにギブアップする人もいた。
毎回参加しており、一番手だった谷内光夫さん(70)=氷見市窪=は「コロナ収束の願いを込めた。来年はたくさんの人の前でやりたい」と話した。
成績は後日、商品と共に参加者に送られる。