飯田市龍江の市道「天龍峡八重桜街道」でヤエザクラが満開になった。19日は、街道沿い約2キロの約200本が濃淡の異なるピンクや白の花で染まり、訪れた人たちを楽しませた。
ヤエザクラは街道沿いの歩道と車道の間に植わっている。歩道を行く人は時折花を見上げたり、写真撮影をしたり。花の下で座り、ゆっくり眺める人もいた。
地元住民らでつくる「さくら並木愛護会」の一ノ瀬孝司会長(72)によると、開花は例年より10日ほど、満開は3日ほど早いという。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止したライトアップは実施しており、一ノ瀬さんは「2年ぶりの夜桜も見事です」と話した。見頃は4月末まで。