須坂市臥竜の百々(どど)川の上空を約100匹のこいのぼりが泳いでいる。市民有志約20人でつくる実行委員会が毎年飾り付けている恒例の企画。近年は市民の厄よけなどの思いも込めているといい、今年は長引く新型コロナウイルス感染症の収束を願った。
百々川が酸性で魚が生息できないことから、魚がすむ川となるよう願って有志らが2004年に始めた。19日は子ども連れの夫婦らが訪れ、晴れた空に泳ぐ様子を楽しんだ。
河川敷を散歩コースにしている同市望岳台の山崎敏夫さん(73)は「(新型コロナの自粛で)制約が多い生活だから、風にそよぐ様子を見るとストレス解消になる」と話した。5月8日まで。