大勢の来園者が見守る中、朝日をイメージした最後の演目「サンライズ」を披露するブルーインパルス=砺波チューリップ公園

大勢の来園者が見守る中、朝日をイメージした最後の演目「サンライズ」を披露するブルーインパルス=砺波チューリップ公園

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チューリップフェア開幕 ブルーインパルス 県内初飛行

北日本新聞(2021年4月23日)

 国内最大級の花の祭典「第70回となみチューリップフェア」が22日、砺波市花園町の砺波チューリップ公園をメイン会場に開幕した。記念イベントとして航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が県内上空で初めて展示飛行し、70回の節目に花を添えた。 

 フェアは昨年、新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりの開催。市によると、初日は1万3千人が訪れ、300品種300万本の花を楽しんだ。

 ブルーインパルスの6機は正午ごろ、富山湾方向から飛来。約25分間、編隊飛行を行ったり、機体から出るスモークで直径500メートルの六つの輪で花びらを模した「サクラ」などを描いたりした。朝日をイメージして扇状に広がる「サンライズ」で締めくくると、観衆から歓声と拍手が起きた。

 会場では、14品種21万本の花で「70」の文字を浮かび上がらせた大花壇をはじめ、新旧のチューリップタワーが並ぶ「ツインタワー」、5万本のチューリップで高さ4メートル、長さ30メートルの回廊を作った「花の大谷」などが来場者を出迎えた。

 フェアは5月5日まで。期間中は感染対策として、入場時に名前や連絡先を把握するほか、指定場所以外での飲食は禁止するなどの措置をとっている。

 同市花と緑と文化の財団によると、会場全体で5割が開花し、満開は4月末ごろの見込み。

 開園時間は午前8時半~午後5時半。北日本新聞社後援。

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