「清明そば」と一緒に手渡す「木守り」

「清明そば」と一緒に手渡す「木守り」

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限定そばに「木守り」・スタンプラリー企画 戸隠誘客準備、戸惑いの中で

信濃毎日新聞(2021年4月23日)

 長野市の戸隠神社で25日に始まる「式年大祭」に合わせ、観光客を迎える準備が地元や近隣で進んでいる。限定販売のそばに、台風で倒れた同神社奥社の御神木で作った「木守り」を付けたり、デジタルスタンプラリーを企画したり。周遊観光にもつなげようと、同神社の参拝者に市内各地の寺社が特別な御朱印も頒布する。ただ、新型コロナウイルス感染が再拡大。関係者らは地域の活気を願う一方、積極的な誘客への戸惑いの声も上がっている。

 木守りを付ける「清明(さやけ)そば」は、スマートフォンでバスの電子切符を購入・使用できるサービス「まるっと戸隠」の利用者に限り税込み2021円で販売。同サービスはJR東日本などが提供し、善光寺と戸隠、または善光寺と同市松代を回れる1日周遊切符などを買える。木守りは計約5千個を用意する予定。22日は同神社でおはらいして清めた。

 同サービスでは他に、同神社中社や奥社など5社を回るデジタルスタンプラリーができる。戸隠観光協会の山口輝文副会長は「戸隠への滞在時間が増え、経済効果を生むかもしれない」と期待する。

 松代では登録画面を見せると、江戸時代に松代藩を治めた真田家の家紋「六文銭」のピンバッジがもらえる。特別な御朱印は戸隠神社の他、善光寺や善光寺大勧進、大本願、松代の象山神社で頒布。市観光振興課は「市内各地の周遊につなげたい」。

 式年大祭の開催期間は観光シーズンと重なるが、東京や大阪などで新型コロナの感染が再拡大しており、戸隠でそば店「戸隠日和」を営む山口茂さんは「来てくださいとはなかなか言いづらい」。その上で「店が感染対策をし、お客さんにも気を付けてもらって、安心して食べてもらえるようにしたい」と話した。

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