開設300年を祝い、あいさつする吉村理事長(左)=金沢市の近江町ふれあい館広場

開設300年を祝い、あいさつする吉村理事長(左)=金沢市の近江町ふれあい館広場

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近江町市場開設300年、結束誓う 記念式典「次は400年」

北國新聞(2021年4月23日)

 金沢市の近江町市場開設300年記念式典(北國新聞社後援)は22日、同町ふれあい館広場で行われ、商店街振興組合や周辺町会の関係者らが節目を祝った。関係者は市場を支えてきた先人や店、住民に感謝を示し「次は400年」と結束を誓った。記念事業として毎月第3金曜を「市民感謝デー」とし、初回の5月21日から各店で特売と付近の駐車場を1時間無料にすることが発表された。

 組合の吉村一理事長が「客の嗜好(しこう)の変化に対応し、市民の台所として歴史をつないでいきたい」とあいさつし、山野之義市長が祝辞を述べた。

 販促やイベントで活用する記念ロゴを考案した金沢情報ITクリエイター専門学校2年の横西千奈(ちな)さん、「金沢市民の台所 近江町市場三百年史」の編さんに携わった宇佐美孝さん、編集委員長の石田順一さんに感謝状が贈られた。

 店関係者も300年の重みをしみじみと感じた。杉本水産の杉本寛直さんは「これまでの積み重ねに感謝し、これからも客を出迎えたい」と話した。かに・うなぎ専門店みやむら副社長の宮村則光さんは「市民の台所としての役割を改めて感じた」と話した。

 組合は300年事業として、市場の魅力をSNSで発信する個人「おみちょサポーター」を募集する。居住地や年齢は問わない。店舗関係者が魚のさばき方をはじめとするプロの技などを動画投稿サイトで配信する「おみちょチャンネル」も開設する。

 市場の歴史を振り返る「おみちょ歴史ギャラリー」の展示は22日、近江町ふれあい館で始まり、藩政期から平成までの変遷を白黒写真や史料で紹介した。

 江戸~大正にかけて使われた広告チラシ「引札(ひきふだ)」や商売の許可証「鑑札(かんさつ)」、各店の従業員の生き生きとした表情を捉えたポスター形式の作品が並び、来場者は市場が紡いできた歴史に理解を深めた。5月30日まで。

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