埴生さん(右)から義仲の願書(左下)や鏑矢(左上)について説明を受ける金子さん

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義仲題材に舞台制作 俳優の金子さん、ゆかりの埴生護国八幡宮見学

北日本新聞(2021年4月24日)

■8月以降に映像配信

 平安末期の武将、木曽義仲を題材にした舞台制作のため、俳優・アーティストの金子あいさん(東京)が23日、義仲ゆかりの埴生護国八幡宮(小矢部市)を訪れた。義仲が同八幡宮に奉納した願書から力をもらい、気持ちを新たにした様子だった。舞台の模様は8月以降に有料配信する。

 金子さんは2011年から、平家物語をテーマにした舞台を手掛ける団体「art unit ai+(プラス)」を主宰する。新作として「平家物語~語りと弦で聴く~木曽義仲」を制作する。脚本と義仲の芝居、語りを1人でこなし、ジャズベーシストの須川崇志さんが演奏を担う。

 新型コロナウイルスの影響で観客を集めることが困難なため、映像に収録し配信する。高画質の4K映像と、高音質で収録するため撮影資金が必要で、クラウドファンディングで募る。

 脚本制作の参考にするため、市を通じて訪問した。この日は埴生護国八幡宮の宝物殿で、宮司の埴生雅章さんから説明を受けた。源平合戦前に義仲が戦勝祈願し、奉納したとする願書を前に「戦う前のエネルギーに満ちた名文で、読むと力が湧く。舞台を通して、義仲が生きていたことを伝えたい」と述べた。義仲の鏑(かぶら)矢も見学した。

 クラウドファンディングは130万円を目標とし、現在20万円程度。7月23日まで募る。返礼品として小矢部の野菜や菓子、しょうゆなどを用意する。問い合わせは同団体、電話090(6707)1253。

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