江戸手描き友禅とジャワ更紗を融合させた着物について話す寺沢さん

江戸手描き友禅とジャワ更紗を融合させた着物について話す寺沢さん

長野県 長野市周辺 祭り・催し

「更紗と友禅の融合」寺沢森秋さん企画展 須坂で着物など100点

信濃毎日新聞(2021年4月24日)

 長野市出身の友禅染の模様絵師、寺沢森秋さん(74)=東京都=の企画展「更紗(さらさ)と友禅の融合」が23日、須坂市の須坂クラシック美術館で始まった。寺沢さんは、江戸期から伝わる「江戸手描き友禅」と、インドネシアのジャワ更紗と呼ばれるろうけつ染めの技法を融合させた作品を30年近く追求してきており、着物など計約100点を展示している。5月23日まで。

 ジャワ更紗特有の模様のパターンなどを生かした植物や鳳凰(ほうおう)の柄の着物、帯など。「通常の友禅と比べ、より繊細に表現できる」と寺沢さん。会場の2階にはジャワ更紗の制作に必要な道具を展示した。現地で作られた個性の異なるタペストリーを並べ、表現の幅の広さも紹介している。

 寺沢さんは1990年代、各地の染色の技法を知るために世界中を旅した。その時、インドネシアの土産店で偶然見つけたのがジャワ更紗だったという。江戸手描き友禅ではのりを、ジャワ更紗ではろうを防染剤として使うため材料は異なるが、技法には共通点があり「融合の可能性を感じた」と振り返る。

 午前9時~午後5時。入館料は大人300円、18歳未満は無料。木曜休館。

長野市周辺 ニュース