県北部の山を収録した「新版信州の山」を手にする宮坂さん。カラフルな手描きの地図で登山道などを紹介している

県北部の山を収録した「新版信州の山」を手にする宮坂さん。カラフルな手描きの地図で登山道などを紹介している

長野県 志賀高原・飯山・北信濃 長野市周辺 アウトドア・レジャー

信州の山ガイド本、シリーズが完成 伊那の宮坂さん

信濃毎日新聞(2021年4月29日)

伊那市西箕輪の登山愛好家宮坂七郎さん(74)が、県北部にある351の山を手描きの地図で紹介するガイドブック「新版信州の山」を自費出版した。上下2巻。南部編、中部編に続く出版で、身近な里山も含めて県内の「ほぼ全て」に当たる1075の山を取り上げた。シリーズの完成になり、宮坂さんは「どの山も思い出深く、夢中になって歩いてきた。何とか形にできて良かった」と喜んでいる。

 宮坂さんは登山歴50年余。岡谷市出身で、県外で暮らしていたが、40歳で県内にUターンした。目標だった「日本アルプス全山を全ルートから登頂」を60歳で達成した。その後、里山にも足を運び「地元の人しか知らない美しさや地域の歴史を体験できる魅力を感じた」。

 一方で、登山口やトイレの有無などの情報を得にくいことや、登山道整備が行き届いていないことも気になった。「安全に登山をしてもらうとともに、登山道があったことを記録する必要がある」と感じ、身近な山を含めたガイドブックを作ることにした。

 12年ほどかけて自ら登って確認し、登頂の難易度別に3種類に分けて掲載した。登山口や往復時間、駐車場の有無などに加え、登る山を選びやすいように、山頂や道中の展望の度合いも示した。全ての登山ルートを掲載した。

 上巻で白馬村や大町市の北アルプスなど217の山を紹介。北信の飯綱山の項目では「飯縄山」との使い分けも解説した。下巻では六つの登山道がある信濃町の黒姫山やヤマツツジで有名な高井城山など134の山を取り上げた。

 登るたびに新しい道が見つかり、同じ山に4回登ったことも。気になったことは後で調べ、周辺の寺社仏閣や温泉も紹介した。宮坂さんは「関連する地域の歴史も盛り込んだ。山好きの人だけでなく、読み物としても楽しんでもらいたい」と話している。

 信毎書籍出版センター発行。上下巻ともA4判で、上巻は163ページ、2千円。下巻は99ページ、1500円(ともに税別)。

志賀高原・飯山・北信濃 ニュース

志賀高原・飯山・北信濃
イベント

志賀高原・飯山・北信濃
スポット