浅間山(長野・群馬県境、2568メートル)の登山口の一つにある小諸市の高峰高原ビジターセンターが29日、今季の営業を始めた。昨年まで予約制だった自然観察会とクラフト工作体験会を、今年は日帰り観光客や登山者の希望に応えて毎日開催する。
この日の朝はあいにくの雨で登山客は見当たらなかったものの、センターでは登山道の状況などの情報を提供。NPO法人「浅間山麓国際自然学校」(小諸市)の常駐スタッフ高橋司さん(27)は「大型連休明けからは、ショウジョウバカマのピンクの花、カラマツの新緑が見頃を迎える」と魅力を話す。
観察会と工作体験会は、高橋さんら常駐スタッフ2人が講師を務め、このうち工作体験会では、木の実を木製プレートに張り付けて色を塗る。観察会は1日2回、工作体験会は同1回でともに1回30分。参加料は各500円。今季は11月7日まで営業する。問い合わせは同センター(電話0267・23・3124)へ。