佐渡汽船が販売している御船印(左)と御船印帳

佐渡汽船が販売している御船印(左)と御船印帳

新潟県 佐渡 アウトドア・レジャー

乗って集めて「御船印」 佐渡汽船など 全国46社協力

新潟日報(2021年5月6日)

 新潟県の佐渡汽船は、神社などの御朱印をイメージした「御船印」の販売を行っている。全国の船会社46社が協力する「御船印めぐりプロジェクト」の一環で、乗船した記念に集めて楽しんでもらうことが目的だ。県内4カ所の港でカーフェリーとジェットフォイル計5種類の御船印を発行している。

 同プロジェクトは全国の船会社でつくる実行委員会(東京)が、旅客船の利用促進に向けて企画。各社がそれぞれオリジナルの御船印を発行している。

 実行委事務局によると、国内に航行の無事を祈る神社が多くあることなど船と神社の関係が深いことから発案し、全国的にブームとなっている神社や寺院の御朱印集めをヒントにした。20社の御船印を集めた人を「一等航海士」、40社で「船長」とするなど、数多く集めた人を認定する制度も設けている。

 佐渡汽船の御船印は、カーフェリー2隻(おけさ丸、ときわ丸)とジェットフォイル3隻(つばさ、すいせい、ぎんが)の5種類。縦15センチ、横10センチの紙にスタッフがスタンプを押し、乗船した日付を書き入れてくれる。紙はコシヒカリの稲わらをすき込んだものを使用し、米どころらしさを出した。1枚300円。

 佐渡汽船では、御船印を貼るオリジナルの「御船印帳」を制作。表紙には5隻を温かみのあるタッチで描いたイラストがあしらわれている。1冊2千円。

 同社は「船旅を身近に感じてもらい、佐渡の旅を楽しんでもらいたい」としている。

 御船印と御船印帳は同社の港4カ所で販売する。両津港ターミナル内の佐渡旅行センター(両津湊)と新潟港総合案内所(新潟市中央区)では、おけさ丸とときわ丸、つばさ、すいせいの御船印を発行。直江津港(上越市)と小木港(佐渡市小木町)の総合案内所では、ぎんがの御船印を販売している。

 参加社は今後も増える予定で、今月中旬には新潟-小樽などを結ぶ新日本海フェリー(大阪)が発行を始める。

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佐渡汽船公式サイト | 佐渡汽船の公式情報を提供しています。 https://www.sadokisen.co.jp/
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