初回の上演を迎えた天領佐渡両津薪能=5日、佐渡市中興

初回の上演を迎えた天領佐渡両津薪能=5日、佐渡市中興

新潟県 佐渡 祭り・催し

繊細な所作 伝統の舞 佐渡・薪能 シーズン幕開け

新潟日報(2021年5月7日)

 新潟県佐渡の薪能シーズンの幕開けとなる「天領佐渡両津薪能」が5日、佐渡市中興の金井能楽堂で演じられた。昨年は新型コロナウイルスの影響で多くの回が中止となったが、今年は定員を減らして実施。約80人の観客が優美な世界を堪能した。

 両津地区の観光関係者などでつくる実行委員会が、毎年5月から10月にかけて5回上演する。昨年は感染拡大の影響で公演中止が続き、10月の特別公演のみ実施した。通常は椎崎諏訪神社能舞台(原黒)でかがり火をたいて演じるが、今回は悪天候のため金井能楽堂で行った。感染防止のため、地謡がマウスシールドを着けるなどの対策を取った。入場も予約制で、定員を減らして実施した。

 演目は「羽衣」で、漁師が天女の羽衣を拾う物語。天女が羽衣を失い天に帰れなくなったと嘆く様子や、返してもらったお礼に見せる舞が、繊細な動作や風情のある音楽で表現された。訪れた人々は幻想的な世界に静かに見入っていた。

 埼玉県の会社員女性は(40)は「能が身近な存在なのだと感じられる雰囲気がとても良い」と笑顔だった。

 今年は例年4月に大膳神社(竹田)で行われる大膳神社例祭奉納能が中止となったため、島内では今シーズン最初の演能となった。島内の能楽はこれから本格化し、秋まで行われる。

 実行委員会の金子寛人実行委員長(46)は「佐渡の能に触れていただきたい。感染対策を取って、今年は最後まで続けたい」と話した。

 天領佐渡両津薪能は椎崎諏訪神社能舞台で10月まで月1回(8月は除く)開催される。運営協力費千円。問い合わせは実行委、0259(23)3300。

 能の公演スケジュールに関する問い合わせは佐渡観光交流機構、0259(27)5000。

詳細情報

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一般社団法人 佐渡観光交流機構 – Sado Tourism Association https://sado-dmo.com/
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