木工の「組子」の意匠や技術、歴史を紹介する企画展「タニハタ展~組子屋の仕事」が、高岡市中川1丁目の高岡工芸高校青井記念館美術館で開かれており、職人技を生かした作品が並んでいる。23日まで。
1959年の創業以来、組子を手掛けるタニハタ(富山市上赤江町、谷端信夫社長)の仕事にスポットを当て、建具や美術組子など約30点を展示している。
組子はくぎを使わずに小さな木片を1枚1枚組み上げる。雨晴海岸の風景をかたどった縦約1・5メートル、横約4メートルの美術組子の大作をはじめ、77年の全国建具展で内閣総理大臣賞を受賞した曙塗書院障子などがそろっている。製作に使う道具も展示している。北日本新聞社協賛。