石川県独自の緊急事態宣言を受けて12日、金沢市内の飲食店は営業時間の短縮要請が1時間繰り上げられ午後8時までとなった。他市町はこれまで通り午後9時まで。県は県内の飲食店以外の約80種類の集客施設にも時短の協力を依頼し、兼六園など公共施設では臨時休業が始まった。いずれも期間は31日まで。金沢市中心部の歓楽街は12日夜、閑散とした。
飲食店での酒類の提供は金沢市内が午後7時まで、他市町は午後8時までとする。
午後8時までの時短の協力を依頼する施設は、劇場や展示場、ホテル・旅館(集会に活用する場所に限る)、博物館、美術館、スポーツクラブなど。映画館は金沢市内も午後9時までとなる。法律に基づかない依頼のため、協力金は支給されない。
県は31日まで、約80の県有施設を閉鎖または一部休止する。文化施設やスポーツ施設、宿泊・研修施設のほか、千里浜なぎさドライブウェイも閉鎖する。金沢市は金沢21世紀美術館など約100施設でイベント中止や臨時休館とする。