試作中のルバーブビールを前に話す原田さん夫妻

試作中のルバーブビールを前に話す原田さん夫妻

長野県 蓼科・八ヶ岳・諏訪

ルバーブの味、乾杯に添えて 富士見の夫妻、ビール商品化へ

信濃毎日新聞(2021年5月13日)

 2013年から富士見町の別荘で暮らすようになった原田誠さん(72)、悦子さん(70)夫妻が、町特産のルバーブを使った「ルバーブビール」の開発を進めている。町で暮らす中で初めて知ったルバーブの味に魅了され、19年秋から理想の味と色を求め、試作を重ねている。

 誠さんは兵庫県、悦子さんは京都府出身。誠さんは都内で電子部品販売の会社を経営し、夫妻で千葉県に住んでいた。12年夏にキャンプで富士見町を訪れた際、八ケ岳山麓に広がる町の爽やかな気候に魅力を感じて別荘を建設。その後、東京都八王子市に引っ越し、富士見との二拠点生活を続けてきた。18年に会社経営から退き、新型コロナが広がった昨年からは町で過ごすことが多くなっている。

 ルバーブとの出合いは、地元でジャムをもらったこと。酸味の強さとうまみに引きつけられ、関西の友人らにお土産にしたところ好評。誠さんは町ルバーブ生産組合に入り、19年から2人で栽培を始めた。そのうち、ルバーブの鮮やかな赤色が乾杯の時に会話を広げてくれるのでは―などと考え、ビールに生かすことを発案。ビール会社の勤務経験がある知人らに相談しながら、県内外の醸造所に委託し、試作を始めたという。

 苦労したのは、ルバーブの赤色をうまく引き出すこと。酒税法上、副原料として「ビール」に入れられるルバーブの量は、麦芽の重さの5%以内に抑えなければならないという。夫妻は乾燥させて軽くしたルバーブを使うことで、着色料を使わずに色を出すことに成功した。

 ルバーブを入れるタイミングによる色や味の違いなども研究中。今年は知人の協力を得て、生産面積を拡大した。「富士見といえばルバーブ、ルバーブといえば富士見というイメージにしたい」と誠さん。今後酒類の販売免許を取得し、夏の町内での販売開始を目指す。

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