福井県大野市漁協は5月13日、同市の真名川で稚アユ約400キロを放流した。組合員たちがバケツリレーで川に放すと、銀色のうろこを光らせて力強く泳ぎだした。釣り解禁は6月19日。
この日は組合員約15人が参加し、手際よく作業を進めた。富田大橋付近からスタートし、佐開橋上流から九頭竜川との合流地点までの約3キロにわたって放流した。
稚アユは滋賀県の琵琶湖産で、体長は約13センチ。組合長は「形も良く、元気もいい。10日に放流した県産の稚アユも文句なしの大きさ、形だった」と成長に期待。昨年は釣り客が増えたといい、「コロナには気をつけて、たっぷり遊んでほしい」と話している。
5月末までに、真名川と九頭竜川に計約2700キロの放流を予定している。