白山市の美川漁港で、初夏の風物詩である「美川しらす」の水揚げが本格化している。13日は石川県漁協美川支所の組合員らが釜ゆでしたシラスを天日干しした。記録的な不漁だった昨季と比べ、今季の出足は順調という。
シラスはカタクチイワシなどの稚魚の総称で、美川漁港では毎年5、6月に漁を行っている。今季はシラスの生育が良く、12日には体長2センチほどの約110キロを水揚げした。漁は6月上旬まで行われる。
シラスは漁港の直売所で100グラム400円で販売する。美川支所の松本利夫さん(71)は「旬の味を楽しんでほしい」と話した。
<生シラス、金沢でも>
金沢駅金沢港口の商業施設「クロスゲート金沢」に店を構える「まっとう福喜寿司」は、美川漁港のシラスを使った生シラス丼の提供を始める。漁港周辺でしか味わえない地元の味を金沢でも楽しんでもらう。