霧ケ峰高原にある霧鐘塔(むしょうとう)と、毎年夏に開かれる諏訪湖の花火大会の「階段アート」が諏訪市のJR上諏訪駅に登場した。同駅が諏訪観光協会(諏訪市)ホームページの写真を大きく引き伸ばして防水加工し、階段に貼り付けた。
2番線ホームにある2カ所の階段で、東京方面からの特急あずさが到着し、観光客が多く使う場所。絵柄は、同駅にある「霧ケ峰口」「諏訪湖口」の二つの出口にちなんで選んだという。
発案した駅職員の新海直也さん(29)は「駅に到着した人に、まずは諏訪の景色を見てほしい」。通学で駅を利用する大学生、牛山陽菜さん(21)=諏訪市=は、諏訪湖花火大会の階段アートを撮影し、SNS(会員制交流サイト)に投稿。「(諏訪を)見に行きたい人が増えるのでは」と期待していた。