ナツメを活用したスキンケア商品をPRするウテナの担当者=5月14日、福井県福井市の西武福井店

ナツメを活用したスキンケア商品をPRするウテナの担当者=5月14日、福井県福井市の西武福井店

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福井市棗地区のナツメが肌ケア商品に 東京の会社3種類開発

福井新聞(2021年5月15日)

 福井県福井市棗地区のナツメを活用した3種類のスキンケア商品が完成した。5月14日、同市の西武福井店内の特設コーナーで、サンプルを数量限定での無料配布を始めた。16日まで。

 棗地区はナツメの産地として、年間約6~12トン生産する。タンパク質や鉄分などが豊富で、近年は、生産者らがお茶やエキスを使った商品開発など、特産化に向けた取り組みを進めている。

 スキンケア商品は化粧品メーカー・ウテナ(本社東京)が、県ブランド課の紹介を受け2019年から商品開発を始めた。同社によるとナツメには保湿効果などがあることから、肌本来の働きをサポートする成分として独自に抽出したナツメエキスを配合した。

 50代からの"予防美容"を提案する新ブランド「HIRAKU」として、「オールインワンジュレ」100グラム5280円、「目元口元クリーム」25グラム3850円、「ジュレシートマスク」4回分2200円(いずれも税込み)を完成させた。

 14日は、同社の担当者がサンプルやチラシを配って商品をPRした。県の担当者は「県内外の方にナツメの良さを知ってもらいたい。これからも民間に新しい提案を行い、さまざまな魅力を発信したい」と話す。

 18日から同社インターネットサイトで販売を始める。25日から2カ月間は、東京都内の県のアンテナショップ「ふくい南青山291」(港区南青山5丁目)でも購入可能。福井市内での販売も検討している。

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