松の木を主材にした超大作が並ぶ会場

松の木を主材にした超大作が並ぶ会場

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大作華やか 節目彩る 池坊富山支部創立80周年展

北日本新聞(2021年5月16日)

 華道家元池坊富山支部(宇津井慶子支部長)の創立80周年と同支部青年部(梅嵜真紀子部長)の創立40周年を祝う「いけばな池坊展」が15日、県民会館地下展示室で始まった。松の木を主材にした大作や色とりどりの花を配した華麗な作品など感性豊かな171点を並べている。16日まで。

 同支部は1941年に創立。「時を刻んで 花の輪を」をテーマに213人が出品した。入り口には15人で手掛けた幅4・5メートルの超大作を展示。松やヒノキ、ナツハゼ、シャクナゲなどを使い、めでたさを演出した。

 宇津井支部長はランや松、シダ、ササユリなどを組み合わせ、爽やかな雰囲気の大作を出品した。ボタンやウメモドキ、バイカウツギなどを生けた季節感あふれる力作が目を引く。

 時代席では、仏前供花の一形式「三具足(みつぐそく)」として生まれた黎明(れいめい)期の作品から、現代的な感覚を生かした作品までを紹介している。

 開会式で宇津井支部長があいさつし、池坊雅史華道家元池坊事務総長が祝辞を述べた。木下晶県芸術文化協会長、蒲地北日本新聞社常務らを交えてテープカットした。北日本新聞社後援。

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