映像で歌舞伎を楽しむ「シネマ歌舞伎」の上映会(福井新聞社後援)が5月22日、福井県越前市文化センター大ホールで開かれる。
同センターでは毎年、巡業公演「松竹大歌舞伎」が開かれているが、新型コロナウイルスの影響で昨年、今年と2年連続で中止に。上映会は、歌舞伎の魅力をスクリーンを通して感じてもらおうと市文化振興・施設管理事業団が開く。
上映するのは、脚本家三谷幸喜さん作・演出の「月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)風雲児たち」と、山田洋次監督作品の「人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)」の2本。人気歴史漫画や落語を基にした作品で、気軽に歌舞伎に親しめる内容になっている。
「月光―」は午後2時開演、138分。「人情噺―」は同7時開演、87分。入場料はそれぞれ▽一般2200円▽友の会2千円▽高校生以下1500円。福井市のベル、パリオシティ、越前市いまだて芸術館、市文化センターで販売している。当日券もある。
新型コロナ対策のため通常より席数を減らして対応する。問い合わせは同センター=電話0778(23)5057。