金沢市に新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置が適用されて初の平日となった17日、近江町市場などの観光地は閑散とした。一方、金沢駅では朝夕のラッシュ時は普段通りの混み具合だった。
近江町市場では地元客の出控えに加え、観光客もほとんどいなかった。鮮魚店「ヤマカ水産」の番匠豊樹さん(53)は「ひどい天気に輪を掛けて客が少ない」と嘆いた。
石川県への往来自粛が呼び掛けられている富山県民の中には、北陸新幹線「つるぎ」で金沢に通勤する人がいた。富山市の会社員男性(57)は「乗客は3割くらいでいつもと同じ。急にテレワークをするのは難しい」と話した。