太子伝会に向け、漬け込み作業をする男性

太子伝会に向け、漬け込み作業をする男性

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名物さばずし漬け込み 南砺の瑞泉寺、太子伝会で参拝者に

北日本新聞(2021年5月20日)

 南砺市の井波別院瑞泉寺で19日、7月に行われる同寺の伝統行事「太子伝会(たいしでんえ)」の参拝者向け食事「お斎(とき)」に盛り込まれる名物、さばずしの漬け込み作業が行われた。

 サバ400匹を用意し、寺の行事運営に協力する「同行」の男性4人が漬け込んだ。

 専用のたる3個に塩やこうじ、炊いた米を入れ、三枚におろしたサバを敷き詰める作業を繰り返した。約50キロの重しを載せ、2カ月熟成させる。お斎は1食600円。

 同行の東山行雄さん(77)=同市井波=は「食べた人が元気になるよう心を込めて作りたい」と話した。

 聖徳太子の遺徳をしのぶ太子伝会は7月22~26日に行う予定。

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