展示作を撮影する職員=金沢市の石川県立美術館

展示作を撮影する職員=金沢市の石川県立美術館

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県立美術館 展示作を動画で紹介

北國新聞(2021年5月22日)

 金沢市の石川県立美術館は、企画展「かお・すがた・こころ-肖像と近代-」(北國新聞社後援)が新型コロナウイルスの感染拡大により前倒しで終了したことを受け、展示作の一部を動画撮影してホームページなどで紹介する。21日は彫刻と絵画各1点の撮影が行われ、作品解説などを挿入して編集し、6月初旬にも公開する。
 肖像の名品を集めた同展は4月18日に開幕し、会期は5月23日までの予定だったが、県独自の緊急事態宣言が出たことで11日に打ち切られた。
 動画で紹介するのは、北野恒富(つねとみ)の美人画「鷺娘(さぎむすめ)」と、明治・大正・昭和の四高生が並び立つ吉田三郎のブロンズ像「四高記念碑」。同館は「ガラス越しの展示では見られない距離や角度から作品を紹介し、新たな視点で鑑賞を楽しんでほしい」としている。
 動画は同館ホームページの「おうちで楽しむ石川県美」や、会員制交流サイト(SNS)で配信する。

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