多くの日本画の秀作が並ぶ「春の院展」=5月21日、福井県福井市の西武福井店

多くの日本画の秀作が並ぶ「春の院展」=5月21日、福井県福井市の西武福井店

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日本画傑作97点ずらり 福井県で2年ぶり「春の院展」

福井新聞(2021年5月23日)

 日本美術院の日本画公募展「第76回春の院展」(福井新聞社後援)が5月21日、福井県福井市の西武福井店で始まった。新型コロナウイルスの影響で開催は2年ぶり。同美術院の同人の最新作や一般公募で選ばれた入選作など計97点が並んでいる。30日まで。

 福井藩士を父に持つ岡倉天心らが創設した同美術院の全国巡回展。県立美術館特別館長の手塚雄二さん=東京都=ら同人の33点と、北陸ゆかりの作家らの入選作64点を展示している。

 最高賞の春季展賞(郁夫賞)に選ばれた吉村佳洋さん=愛知県=の「序奏」は、静かにたたずむ女性と幸運を呼び込む使者のクモを描いた作品で、独特な構成と色彩で表現されている。

 本県関係では、越前町出身の林信吾さん=千葉県=の「捕獲no・2」、福井市の竹澤弘之さんの「雨あがり」、あわら市出身の土屋圀代さん=神奈川県=の「あざみの坂道」が入選に選ばれた。

 入場料は一般600円、大学生以下無料。

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