出来上がったつゆを紹介する左から藤本さんと坂井さんと宅間さん

出来上がったつゆを紹介する左から藤本さんと坂井さんと宅間さん

富山県 麺類

「大岩そうめん」家庭でも 富山県内3社、特製つゆ考案

北日本新聞(2021年5月27日)

 上市町名物の「大岩そうめん」を手軽に味わってもらおうと、県内の食品関連会社と老舗そうめん店がタッグを組み、家庭向けのつゆを考案した。

 北陸中央食品(射水市戸破・小杉)の藤本幸宏営業五課長代理は、自らの地元で親しまれている食を、遠くに住む人にも味わってもらおうと、2019年に企画した。取引先のトナミ醤油(砺波市庄川町金屋、宅間崇宏社長)にだしの開発を、1956年創業のそうめん金龍大岩店(上市町大岩)に味や香りの監修を依頼し、今年4月に完成した。

 大岩そうめんは、まろやかな味わいのつゆを麺に掛ける「ぶっかけ」スタイルが特徴。そうめん金龍大岩店では、最盛期の夏に1日千杯以上の注文があるという。

 試作を重ねたつゆは、昆布やシイタケ、カツオ、煮干しでだしを取り、後味の甘さと口に残る香りを再現した。そうめん金龍取締役の坂井勇太さん(30)は「とてもおいしく仕上がった。家でも本場の味を楽しんでほしい」と話した。

 360ミリリットルで700円。同店で取り扱い、11月から通信販売する予定。

えきねっと びゅう国内ツアー

富山県 ニュース