黄色くかれんな花が水辺に映えるコウホネ=5月26日、福井県坂井市の県総合グリーンセンター

黄色くかれんな花が水辺に映えるコウホネ=5月26日、福井県坂井市の県総合グリーンセンター

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準絶滅危惧種コウホネが開花 福井県で水辺に映える

福井新聞(2021年5月27日)

 福井県の準絶滅危惧種に指定されている水生植物「コウホネ(河骨)」が、坂井市の県総合グリーンセンターで、例年より1カ月早く黄色い花を咲かせている。

 スイレン科のコウホネは、小川や池、湿地に自生し、4~5センチの小さな花をつける。

 同センター敷地南側の「水生植物園」に群生。1980年の開園時に株を植えてから徐々に群生場所が広がった。6月下旬ごろから開花を確認することが多いが、今年は今月20日ごろに花が咲いた。暖かい日が多かったことで早まったという。

 水生植物を観察しやすくしようと、4月から1カ月かけ竹垣修繕や草刈りを行い、さらにコウホネの葉を半分程度に減らしたことで、かれんな花が見やすくなったという。

 担当者は「散歩しながら、和菓子のようなかわいらしい花を楽しんでほしい」と話している。

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