日本画グループ「紫陽花(しようか)会」の展覧会が5月30日まで、福井県坂井市のハートピア春江で開かれている。会員約45人が自由なテーマで描いた近作115点を出品している。
同会は日本画家で県美展審査委員の塩出周子さん=同市春江町=を講師に学ぶ人たちでつくる。会場には、県内で工事が進む北陸新幹線の高架橋を題材に描いた作品(100号)や、青空が美しい神戸港、水しぶきを捉えた滝など力作が展示されている。
いずれも越前和紙を使い岩絵の具を独自に塗り重ねており、表現法は多彩。全員が4号サイズでユリの花を描き、組み合わせた共同作品も目を引いている。