春の芽吹きを色鮮やかに表現した「春の山」

春の芽吹きを色鮮やかに表現した「春の山」

長野県 蓼科・八ヶ岳・諏訪

生誕100周年 諏訪で日本画家戸田祐暉の特集展示会

信濃毎日新聞(2021年5月30日)

 諏訪市美術館は、伊那市出身の日本画家戸田祐暉(ゆうき)(1921~50年)の特集展示会「生誕100年戸田祐暉とその周辺」を開いている。戸田は、戦時中に下諏訪町で制作に打ち込み、戦後は同美術館発足時に理事を務めるなど諏訪地方とゆかりがある。戸田の作品を中心に、自然や人々の暮らしを描いた25点が並んでいる。
 戸田の作品「春の山」は、芽吹きを迎えた山の色鮮やかな緑の広がりを、縦約1・9メートル、横約2・2メートルの大きさで表現。農村の風景を描いた「農家の秋(みのり)」は、たわわに実った柿越しにかやぶき屋根の家々を描いている。いずれも空から見たような構図が特徴だ。
 7月18日まで。諏訪市制施行80周年を記念した収蔵作品展「諏訪の風景」も同時開催している。午前9時~午後5時。月曜と、祝日の翌日は休館。大人310円、小中学生150円(諏訪地方の小中学生は無料)。

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