巨大勾玉の模型(左)を手にする会員。縄文丸木舟の部材を活用して作る=桜町JOMONパーク

巨大勾玉の模型(左)を手にする会員。縄文丸木舟の部材を活用して作る=桜町JOMONパーク

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巨大勾玉作り体験して 小矢部 桜町石斧の会

北日本新聞(2021年6月3日)

 縄文時代の桜町遺跡(小矢部市)の魅力を発信する桜町石斧(せきふ)の会は6日、桜町JOMONパークで、子ども向けの巨大勾玉(まがたま)作り体験会を開く。同じ縄文遺跡の三内丸山遺跡(青森)などがユネスコの世界文化遺産登録への勧告を受けたことを記念した。

 三内丸山遺跡など17遺跡で構成する「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田)は5月26日に勧告を受けた。縄文遺跡の"仲間"として喜びを分かち合い、子どもたちに縄文文化への理解を深めてもらおうと体験会を企画した。

 15年前、新潟県糸魚川市への航海に使った縄文丸木舟の部材の余りを活用。入善町のチェーンソーアーティスト折谷孝良さんが長さ80センチ、厚さ40センチの勾玉の形にし、子どもたちがサンドペーパーで磨く。完成後は縄文丸木舟の船首に取り付けてお守り代わりにする。2日に会員が同パークで準備作業をした。

 体験会は午後2時~同4時。参加無料で手袋が必要。問い合わせは山本護会長、電話090(2123)9946。

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