乳製品製造販売の良寛(新潟県出雲崎町大門)が販売するコーヒー牛乳「良寛コーヒー」のソフトクリームが6日、道の駅・越後出雲崎天領の里(同町尼瀬)などで発売される。甘さを抑え、良寛牛乳のコクとコーヒーの苦みを生かした味わいに仕上げた。関係者は町の新しい名物となることを期待している。
天領の里からご当地ソフトクリームの開発依頼を受けた良寛が、鈴木コーヒー(新潟市中央区)と共同で開発に取り組んだ。
目指したのは「食べるコーヒー」。良寛コーヒーで使用しているインドネシア産の豆を使い、コーヒー抽出液濃度を通常の5倍にして使った。
舌触りが滑らかになるように、牛乳の水分量を調節するなど改良を繰り返し、約2カ月かけて商品化した。
完成した良寛コーヒーソフトクリームは甘さ控えめで、コーヒー本来の苦みと酸味、コクを感じることができる。良寛によると、カフェインも多く含まれているため、運転中の眠気覚ましにも効果的という。
関係者を招いた5月26日の発表会では、「苦みがくせになる」「甘くないコーヒーソフトクリームはあまり食べたことがない。新鮮だ」と好評だった。
良寛の諸橋且委社長は「一般的な甘いコーヒーソフトとは違い、コーヒー好きにはたまらない味わいに仕上がった」とアピールした。
天領の里の支配人、嶋野仁さんは「コーヒーソフトを持ちながら、町を歩いて楽しんでほしい」と呼び掛けた。
良寛コーヒーソフトクリームは450円。天領の里のほか、6日~7月6日は新潟市中央区万代島のピア万代にある新潟珈琲問屋でも販売する。