解禁初日、早速アユを釣り上げる釣り人=6月12日、福井県福井市大久保町の足羽川

解禁初日、早速アユを釣り上げる釣り人=6月12日、福井県福井市大久保町の足羽川

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アユ釣り解禁、待ちわびた太公望が銀鱗追う 福井県の足羽川と九頭竜川中下流域

福井新聞(2021年6月13日)

 福井県内のトップを切り、足羽川全域と九頭竜川の中下流域で6月12日、アユ釣りが解禁となった。待ちわびた県内外の太公望らは早朝から釣り糸を垂れ、初物の銀鱗(ぎんりん)を追い求めた。

 足羽川ではこの日、午前中から300人以上が訪れ、おとりアユを泳がせた。福井市田尻町で楽しんだ同市の男性(65)は午前7時ごろから始め、約3時間で約17センチの3、4匹を釣り上げた。「朝に雨が降って水温が低かったからか、あまり多く釣れなかった。日中、水温が高くなるのを待ちたい」と意気込んだ。

 同市美山町では、アユ釣り歴40年以上のベテランの京都府の男性(54)と大阪府の男性(60)は「例年は1日30匹は釣れるが今年は午前中で8匹と少ない。まだこれからでしょう」と期待した。

 足羽川漁協は本年度、前年度より10万匹多い約51万匹の稚魚を放流した。5月に上流部で土砂崩れがあり、漁協関係者は「しばらくは(釣果に)影響があるかも」と話していた。

 漁協では新型コロナウイルス感染拡大防止のため、釣り中や昼食時に会話をする際のマスク着用を呼び掛けている。

 ▽6月19日 九頭竜川(勝山市漁協、大野市漁協管轄)、笙ノ川、耳川、北川・南川
 ▽20日 はす川
 ▽26日 九頭竜川(奥越漁協管轄)、石徹白川、日野川
 ▽7月1日 佐分利川
 ▽3日 竹田川、河野川

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